前田 昭博

重要無形文化財「白磁」保持者

About

重要無形文化財「白磁」保持者
分野:陶芸

白瓷とはどんなものなのか。
器のかたちとは一体何か、私自身に問いかけながら、今日まで轆轤を回してきた。
いまだ問うことばかりだが、問い続けながら制作することが大切だと考えている。
轆轤で作る壺、鉢、皿、蓋物などの器形は、昔からたくさん作られてきたが、見方を変えてみると抽象的で自由な造形物である。
こう作らねばならないという観念を取り除くことにより、新たな器としての姿が見えてくるように思う。
時には、器のかたちを超えそうになることもあるが、簡素な造形として、私なりの現代の白瓷を作りたいと思っている。

Biography

  • 1954年
    鳥取県に生まれる
  • 1977年
    大阪芸術大学工芸学科陶芸専攻卒業
  • 1979年
    第5回日本陶芸展初入選
  • 1983年
    第30回日本伝統工芸展初入選
  • 1991年
    第11回日本陶芸展毎日新聞社賞受賞
  • 1994年
    第37回日本工芸会中国支部展金重陶陽賞受賞
  • 1997年
    第10回MOA岡田茂吉賞展優秀賞受賞
  • 1999年
    「日本の工芸<今>100選」展招待出品(パリ)、鳥取市文化賞受賞
  • 2003年
    20回記念田部美術館大賞「茶の湯の造形展」大賞受賞
  • 2004年
    日本陶磁協会賞受賞
  • 2004年
    第61回中国文化賞受賞
  • 2007年
    紫綬褒章受章
  • 2010年
    鳥取県文化功労賞 受賞
  • 2013年
    重要無形文化財「白磁」の保持者に認定
  • 2020年
    2019年度 日本陶磁協会賞 金賞受賞(日本陶磁協会)

Portfolio

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白瓷面取壺|前田 昭博

白瓷面取壺|前田 昭博